文庫本「マリアビートル」東北新幹線編

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    文庫本の「マリアビートル」を読み終えて、
    登場人物たちが、どうして、同じ東北新幹線に乗り合わすことになったのか、
    整理してみたいと思います。
    (以下、ネタバレを含みます)

          マリアビートル (角川文庫)
         マリアビートル (角川文庫)

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    (A) 峰岸の息子が誘拐される。
            その息子を助けろ、身代金の入ったトランクを取り返せ、
            犯行グループは全員殺せとの依頼を檸檬と蜜柑は請ける。
           そして、蜜柑と檸檬は、息子とトランクを峰岸の元に届けるために、
           東北新幹線に乗り込む

    (A-1)(A)の情報を手にいれたスズメバチが、峰岸親子殺害を企てる。
           女スズメバチは、車内販売の女性として、東北新幹線に乗り込む
           男スズメバチは、車掌として、東北新幹線に乗り込む

    (A-1-1) スズメバチは、峰岸親子殺害計画のために、檸檬・蜜柑の仕事をかく乱しようとする。
           峰岸に届けるためのトランクを奪うように、業者に依頼する。
           その仕事は、仲介業者の真莉亜が請負い、
           真莉亜とペアで仕事をしている七尾が実行することとなる。
           そこで、七尾東北新幹線に乗り込む  

    (A-1-2)スズメバチが東北新幹線に乗り込む情報を、狼は手にいれる。
           狼はかつての業界の大物・寺原を尊敬していたが、
           その寺原は、スズメバチによって殺害された。
           は、スズメバチを殺害し、復讐、仇討ちをしようと東北新幹線に乗り込む
      

    ------------------------------------------------------------------------------------------

    (B) 業界人から怖れられている峰岸は盛岡に住んでいる。


    (B-1) (B)の情報を得た王子は、盛岡での峰岸殺害を企てる。
           また、峰岸殺害は、自分を憎んでいるであろう、木村に実行させることをたくらむ。
           そのため、自分が東北新幹線に乗るという情報を、わざと木村に流す。
           そして、盛岡へ行くために東北新幹線に乗り込む
     
    (B-1-1)木村はわが子・渉をデパートの屋上から突き落とした王子の殺害を企てる。
           (B-1)より、情報を得た木村は、王子殺害のために東北新幹線に乗り込む

    (B-1-2)木村の両親は、木村が東北新幹線に乗っていることを知る
           息子、ひいては孫を助けるために、木村夫婦東北新幹線に乗り込む



    ----------------------------------------------------------------------------------------------

    (C)鈴木は亡くなった妻の両親へ会いに行くために東北新幹線に乗り込む
           
       
    -----------------------------------------------------------------------------------------------

    こんな感じかな。
    大きく分けると、(A)(B)(C)の3つのグループになると思います。

    (A)スズメバチ関係グループ
    (B)王子関係グループ
    (C)鈴木先生

    最初は、このグループ分け・・・・特に(A)グループの関係がわかりません。
    どれもが、別々で、たまたま偶然が重なりあっっただけのように思えます。
    でも、実は、それは誰かが仕組んだ結果だということが徐々に明らかになり、
    最後には、なるほど、そういうことだったのか!となります。


    うまくつながっているよなーと、その巧みさに、
    ますます伊坂幸太郎さんを尊敬します。





    単行本「マリアビートル」を読んだ時(2010年10月3日)の感想は
    「伊坂幸太郎さんの本を読む」のこちらのページに書いています

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          紙飛行機ドットコム

      伊坂 幸太郎さんの本を読む トップページ

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    コメント
    そうそうこういうのが欲しかったです。

    というのがあって、流石!と思いました。

    ご無沙汰しております。あひろてです。


    グラスホッパー⇒マリアビートルまで読み終えました。
    "スズメバチ"があの時のアイツらかとココに来て分かりましたよ。相変わらず、適当に読んでるな…自分。


    『AX』を取り寄せ中です。『AX』でもまた何かの続きがみれるのかな。


    殺し屋シリーズ全て読み終えた時に、また語らいに来ます!
    • あひろて
    • 2018/07/29 6:59 AM
    ◆ あひろてさんへ ◆

    お返事が遅くなってごめんなさい。
    毎日、暑い日が続いていますね。
    お元気そうで何よりです。

    「マリアビートル」を読むと
    東北新幹線に乗りたくなりませんか?
    一度、仙台にも行ってみたいです。

    このブログの記事を書いたのは、
    もうずいぶんと前のことで、
    書いたこと自体を、すっかり忘れていました。
    思い出させてくれて、ありがとうございます。

    伊坂さんの小説は、最後まで読むと
    「あーっ!そういうつながりか!」とわかり、
    その瞬間、とても気分が上がりますよね。

    「AX」は「マリアビートル」とはまた違った
    楽しみ方ができると思います。
    どうぞ、楽しい夏をお過ごしください。
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