透明ポーラーベア
「I LOVE YOU」を読みました。
I LOVE YOU
伊坂 幸太郎 「透明ポーラーベア」
石田 衣良 「魔法のボタン」
市川 拓司 「卒業写真」
中田 永一 「百瀬、こっちを向いて」
中村 航 「突き抜けろ」
本田 孝好 「Sidewalk Talk」
この6人の恋愛小説が収められた本です。
「透明ポーラーベア」
このタイトルを見たとき、よく意味がわからなかったんです。
ただ、「透明」という言葉があるので、キレイだな、というイメージを持ったくらいで。
それが、この小説を読んで、初めて知ったことがいっぱいありました。
まず、「ポーラーベア」とは、ホッキョクグマ(別名シロクマ)のことだ、ということです。
英語で、ポーラー(polar)とは、南(北)極の、極地の、極地に近い、などの意味だそうです。
ベアは、もちろんクマだからね。
そっか、それでポーラーベアとは、ホッキョクグマなのね。
ひとつ、知識が増えました。
そして、次に知ったのは、そのホッキョクグマ(シロクマ)が住んでいるところ。
わたしは、その名前から、「北極」に住んでいるクマだと思っていました。
でも、事実は違っていました。
ホッキョクグマが、北極にいるのは海が凍る冬だけで、
残りの時期はカナダにいるんだそうです。
さらに驚いたのは、ホッキョクグマの別名はシロクマであるように、毛の色は白だと思っていました。
それが、なんと白ではなく透明なんだそうです。
シロクマの毛は、光ファイバーのように中は空洞で、正確に言うと透明なんだとか。
白に見えるのは、光が反射して白に見えるだけで、場合によっては違う色に見えることもあると。
という、ホッキョクグマ(シロクマ)の知識が増えたところで、
タイトルの「透明ポーラーベア」の意味が理解できました。
でも、でも、小説を読むと、タイトルの意味は、単純にそんなことだけじゃなくて
とってもロマンチックな思いが込められていました。
うーっ、感激です。
このお話は、恋愛小説で、ミステリーではない、ということだけど。
わたしにとっては、伊坂 幸太郎さんの小説というジャンルであって、
すごく、伊坂さんぽくて、うれしくなっちゃいました。
だって、小説の途中で出てくる、あの話も、この話も、最後には、うまーくつながっていて、
それがタイトルに結びつくんだもの。
伊坂さんマジックというか、ミラクルというか。
最後に、ニタニタと笑顔になっちゃいました。
伊坂さん、素敵なお話をありがとうございました。
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紙飛行機ドットコム
伊坂 幸太郎さんの本を読む トップページ
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伊坂 幸太郎 「透明ポーラーベア」
石田 衣良 「魔法のボタン」
市川 拓司 「卒業写真」
中田 永一 「百瀬、こっちを向いて」
中村 航 「突き抜けろ」
本田 孝好 「Sidewalk Talk」
この6人の恋愛小説が収められた本です。
「透明ポーラーベア」
このタイトルを見たとき、よく意味がわからなかったんです。
ただ、「透明」という言葉があるので、キレイだな、というイメージを持ったくらいで。
それが、この小説を読んで、初めて知ったことがいっぱいありました。
まず、「ポーラーベア」とは、ホッキョクグマ(別名シロクマ)のことだ、ということです。
英語で、ポーラー(polar)とは、南(北)極の、極地の、極地に近い、などの意味だそうです。
ベアは、もちろんクマだからね。
そっか、それでポーラーベアとは、ホッキョクグマなのね。
ひとつ、知識が増えました。
そして、次に知ったのは、そのホッキョクグマ(シロクマ)が住んでいるところ。
わたしは、その名前から、「北極」に住んでいるクマだと思っていました。
でも、事実は違っていました。
ホッキョクグマが、北極にいるのは海が凍る冬だけで、
残りの時期はカナダにいるんだそうです。
さらに驚いたのは、ホッキョクグマの別名はシロクマであるように、毛の色は白だと思っていました。
それが、なんと白ではなく透明なんだそうです。
シロクマの毛は、光ファイバーのように中は空洞で、正確に言うと透明なんだとか。
白に見えるのは、光が反射して白に見えるだけで、場合によっては違う色に見えることもあると。
という、ホッキョクグマ(シロクマ)の知識が増えたところで、
タイトルの「透明ポーラーベア」の意味が理解できました。
でも、でも、小説を読むと、タイトルの意味は、単純にそんなことだけじゃなくて
とってもロマンチックな思いが込められていました。
うーっ、感激です。
このお話は、恋愛小説で、ミステリーではない、ということだけど。
わたしにとっては、伊坂 幸太郎さんの小説というジャンルであって、
すごく、伊坂さんぽくて、うれしくなっちゃいました。
だって、小説の途中で出てくる、あの話も、この話も、最後には、うまーくつながっていて、
それがタイトルに結びつくんだもの。
伊坂さんマジックというか、ミラクルというか。
最後に、ニタニタと笑顔になっちゃいました。
伊坂さん、素敵なお話をありがとうございました。
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- 2013.07.31 Wednesday
- 単行本・文庫本・新書
- 05:18
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- by 季ララ