「仙台ぐらし」文庫本を読みました

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    文庫本「仙台ぐらし」を読みました。
    2012年 荒蝦夷より出版された「仙台ぐらし」を読んだときの感想はこちらです。

    文庫本には、エッセイがひとつ追加されています。
    「文庫版あとがき もしくは、見知らぬ知人が多すぎる掘
    というタイトルです。

    それから「解説にかえて」荒蝦夷の土方さんと伊坂さんの対談も収録されています。

    エッセイというのは、身の周りで起きたできごとを書かれることが多いですよね。
    この「仙台ぐらし」もその通りで、伊坂さんファンのわたしとしては、
    伊坂さんの普段の暮らしぶりや、どういうことを思っているか、など
    いろんな姿を拝見することができて、愉しめました。

    小説を書くとき、どういう思いで、どういう状況で、どういう環境で書くのか。
    とても興味がある部分ですよね。
    エッセイや、対談で、その辺りを詳しく知ることができました。

    また、この本の表紙ですが、これまた、とても興味深いです。

        仙台ぐらし (集英社文庫)

    なんと、なんと。この家のミニチュア。
    伊坂幸太郎さんの私物なんだそうです。
    びっくりです。

    楽しい本をありがとうございました。伊坂幸太郎 様!



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    「仙台ぐらし」文庫本を読みます

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      「仙台ぐらし」の文庫本が発売になりました。
      まず、新しく追加された部分だけ、先に読みました。
      気持ちが温かくなるお話でしたよ。

      これから、もう一度すべてを読もうと思っています。

          仙台ぐらし (集英社文庫)
        仙台ぐらし (集英社文庫)

      明日は「ジャイロスコープ」も発売になります。
          ジャイロスコープ (新潮文庫)
       ジャイロスコープ (新潮文庫)

      伊坂さんのお話がたくさん読めるのでうれしいです。


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      仙台ぐらし

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        素敵な本と出会えたわー。
        感動がふつふつと湧きあがってくる感じがする。


        伊坂 幸太郎さんの 仙台ぐらし という本。


        リアル書店においては、一部の書店でしか販売していないらしい。
        オンライン書店においては、ビーケーワンでしか、販売していないらしい。


        どーして、こんなに素敵な本なのに、「一部の書店」だけなん?
        もっといっぱい販売してほしいわ。
        先月の2月18日に発売された、この本。
        この「一部の書店」だけでの販売ってことで、
        うちの近所の書店では手に入らなかったのよ。
        3店舗ほどまわったけど、予想通り、販売されてなくて。
        やっぱり、大手書店に行かなきゃダメか・・・・と。
        で、きのう、ようやく大手書店のひとつである紀伊国屋に行く機会があったので
        書店に入るやいなや、「仙台ぐらし」「仙台ぐらし」と探したわ。


        うふふ。
        3月8日に発売が始まったばかりの「PK」と、並んでました。
        きゃっ、きゃっ。 2冊同時に手に入れちゃいました。


        そして、ようやく手に入れた「仙台ぐらし」から読み始めた。


        この本をどういう本かと説明するのは、ちょっとややこしくて・・・
        フィクションとノンフィクションの両方があって、
        エッセイあり、短編小説あり、
        3.11の震災前に書かれた仙台の話あり、震災後の話あり。


        伊坂さんの小説の特徴のひとつに、完璧な伏線の回収劇というのがあると思う。
        その特徴が、エッセイにも表れているように思った。
        オチがある、とでも言うか、すべてがつながっている感じが心地いい。


        そして、震災。


        震災のニュースを見ていると、似たような言葉が繰り返される。
        それは、事実だろうし、その人の本音なんだとは思うけど、
        誰もが同じフレーズを口にするようになると、真実から遠ざかるように感じてしまう。



        だけど、さすが伊坂さん。さすが小説家。
        さすがのその表現力に、あたしは胸がつまった。


        例えば、歌い手さんがチャリティー活動をして、
        「逆にわたしの方が元気をもらいました」とか
        「最初は、歌なんて歌っていていいのだろうかと迷いました」とか言う。
        その言葉に偽りはないと思うけど、
        あたしは、もっと、他の言葉はないんだろうか、と思っていた。


        そして、伊坂さんの「仙台ぐらし」を読んだ。
        そこには、小説家としての伊坂さんの気持ちが書かれている。
        震災後、おろおろする自分への嫌悪から、
        小説を書こうと思うようになった経緯など。
        そこに使われている言葉や表現は、あたしの心にすごく、突き刺さるものがあった。


        そして、わかった。
        きっと、テレビのインタビューで紋切型の答えをしている人も、
        この伊坂さんと同じ気持ちなんだろうな、と。
        言葉での表現が、うまくできなくて、人と同じような言葉を使っただけのこと。
        その分、歌を歌ったり、絵を描いたり、踊りを踊ったりと、
        その人なりの最強の表現力で、自分の気持ちを表しているんだろうなと。



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        「仙台ぐらし」 P163より

        理不尽な出来事に巻き込まれた人には、
        その当事者とならなけらばわからないことがあるに違いない。
        「想像力」はとても大事なことだけれど、
        それは安易に使ってはいけない言葉のように、感じてきた。
        僕には、大きな被害に遭った人たちの大変さは、
        ずっと分からないままだと思う。


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        考えさせられた。
        そして、その伊坂さんが唯一の真実に思えた言葉があるという。


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        P165より引用


        「今やっていることをやり続けなさい」


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        そして、伊坂さんは、楽しい話書きたいと思ったそうだ。
        それが、伊坂さんの「今やっていること」なんだろうね。



        あたしの場合・・・何をやり続けたらいいのかな。



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