2014大学読書人大賞に「マリアビートル」が決定しました

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    2014大学読書人大賞は、
    伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」に決定しました。
    おめでとうございます。
    わたしも、この小説は大好きなので、大賞に決まってうれしいです。

        マリアビートル
          マリアビートル

    大学読書人大賞は、大学文芸部員が大学生に読んでほしい本を選ぶ賞です。
    今回の選考の対象になる本は、
    2012年11月1日〜2013年10月31日までに発行された本です。

    伊坂幸太郎様 おめでとうございます!


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    文庫本「マリアビートル」感想

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      文庫本になった「マリアビートル」を読みました。
      (以下、ネタバレを多く含みますので、未読の方はご注意ください)
           マリアビートル (角川文庫)
         マリアビートル (角川文庫)

      文庫本には、巻末に「ついてないから笑う」が収録されています。
      あの、ついていない男・七尾君のお話です。
      ほんと、七尾君のついていない様子が、おかしくて、おかしくて。
      この「ついていないから笑う」の、ついていない出来事の後で、
      「マリアビートル」の新幹線でのついていない出来事にあう七尾君です。
      ですから、巻末に収録されているけど、先にこれを読んでから
      本編の「マリアビートル」を読むのもいいかも。

      マリアビートルとは、てんとう虫のことで。
      この話の中で、てんとう虫とは七尾君のことです。
      つまり、七尾君が主人公ということになるのでしょうか。
      七尾君は、業者の人間で、仕事を依頼されて、その仕事をこなすために
      東北新幹線に乗るところから話は展開していきます。
      でも、最後まで読むと、軸にあるのは、ススメバチだとわかります。

      業者の人間である、男女ふたり組のスズメバチ。
      このふたりが、業界内で怖れられている大物・峰岸と、
      その息子を殺害しようと企てます。
      それを軸に、話の枝葉が広がっていることが、最後にわかります。
      単行本をすでに読んでいたわたしは、その結末を知っているからこそ、
      最初から、そういう目線で読んでいきました。
      すると、ああなるほど、と思える部分が多くあって、わくわくしました。
      やっぱり、伊坂幸太郎さんのお話は、何度も読みたくなるお話ですね



      単行本「マリアビートル」を読んだ時(2010年10月3日)の感想は
      「伊坂幸太郎さんの本を読む」のこちらのページに書いています


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      文庫本「マリアビートル」東北新幹線編

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        文庫本の「マリアビートル」を読み終えて、
        登場人物たちが、どうして、同じ東北新幹線に乗り合わすことになったのか、
        整理してみたいと思います。
        (以下、ネタバレを含みます)

              マリアビートル (角川文庫)
             マリアビートル (角川文庫)

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        (A) 峰岸の息子が誘拐される。
                その息子を助けろ、身代金の入ったトランクを取り返せ、
                犯行グループは全員殺せとの依頼を檸檬と蜜柑は請ける。
               そして、蜜柑と檸檬は、息子とトランクを峰岸の元に届けるために、
               東北新幹線に乗り込む

        (A-1)(A)の情報を手にいれたスズメバチが、峰岸親子殺害を企てる。
               女スズメバチは、車内販売の女性として、東北新幹線に乗り込む
               男スズメバチは、車掌として、東北新幹線に乗り込む

        (A-1-1) スズメバチは、峰岸親子殺害計画のために、檸檬・蜜柑の仕事をかく乱しようとする。
               峰岸に届けるためのトランクを奪うように、業者に依頼する。
               その仕事は、仲介業者の真莉亜が請負い、
               真莉亜とペアで仕事をしている七尾が実行することとなる。
               そこで、七尾東北新幹線に乗り込む  

        (A-1-2)スズメバチが東北新幹線に乗り込む情報を、狼は手にいれる。
               狼はかつての業界の大物・寺原を尊敬していたが、
               その寺原は、スズメバチによって殺害された。
               は、スズメバチを殺害し、復讐、仇討ちをしようと東北新幹線に乗り込む
          

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        (B) 業界人から怖れられている峰岸は盛岡に住んでいる。


        (B-1) (B)の情報を得た王子は、盛岡での峰岸殺害を企てる。
               また、峰岸殺害は、自分を憎んでいるであろう、木村に実行させることをたくらむ。
               そのため、自分が東北新幹線に乗るという情報を、わざと木村に流す。
               そして、盛岡へ行くために東北新幹線に乗り込む
         
        (B-1-1)木村はわが子・渉をデパートの屋上から突き落とした王子の殺害を企てる。
               (B-1)より、情報を得た木村は、王子殺害のために東北新幹線に乗り込む

        (B-1-2)木村の両親は、木村が東北新幹線に乗っていることを知る
               息子、ひいては孫を助けるために、木村夫婦東北新幹線に乗り込む



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        (C)鈴木は亡くなった妻の両親へ会いに行くために東北新幹線に乗り込む
               
           
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        こんな感じかな。
        大きく分けると、(A)(B)(C)の3つのグループになると思います。

        (A)スズメバチ関係グループ
        (B)王子関係グループ
        (C)鈴木先生

        最初は、このグループ分け・・・・特に(A)グループの関係がわかりません。
        どれもが、別々で、たまたま偶然が重なりあっっただけのように思えます。
        でも、実は、それは誰かが仕組んだ結果だということが徐々に明らかになり、
        最後には、なるほど、そういうことだったのか!となります。


        うまくつながっているよなーと、その巧みさに、
        ますます伊坂幸太郎さんを尊敬します。





        単行本「マリアビートル」を読んだ時(2010年10月3日)の感想は
        「伊坂幸太郎さんの本を読む」のこちらのページに書いています

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        文庫本「マリアビートル」真莉亜編

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          文庫本「マリアビートル」を読みました。
          (以下、ネタバレを含みます)

              マリアビートル (角川文庫)
             マリアビートル (角川文庫)

          巻末に「ついていないから笑う」が収録されていて、
          ますます、七尾君を好きになっちゃいました。
          そして、七尾君と真莉亜さんとの会話がおもしろいです。
          真莉亜さんの存在は、七尾君の魅力をアップしてくれますよね。


          その真莉亜さんに関する伏線およびその回収が面白かったのでメモしておきたいと思います。

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          文庫本 P188より 真莉亜と七尾の会話


          君さ、ゴルフをやったことないでしょ。
          やらないほうがいいよ。
          カップにボールが入るでしょ。
          で、そのボールを拾おうとしたらね、たぶん、カップからネズミが飛び出してきて、
          がぶっと君の手をかじるよ。

          馬鹿な。どうして、ゴルフカップにネズミがいるんだ

          君の場合、そういうことを起こしちゃうんだって。



                文庫本 P534〜P535より

                七尾の右手が、右腕が異様に腫れ上がっていたからだ。
                腕を走る脈が肥大し、立体的な管となり、奇怪な模様となっている。
                そう見えた。が、違う。
                蛇が絡み付いていたのだ。 (中略)
                「何でこんなところに蛇がいるんだ」 (中略)
                「ちょうど巻きつかれるなんて、ついていないわね、お兄さん」
                女が、笑っては失礼だ、と必死に同情の表情を浮かべるようだったが、
                やはり笑いが出ずにはいれれない様子だった。
                くっくっくっと声を立てる。
                「いつの間にこんなところに」と七尾は腕を震わせ、口をわなわなとさせていた。
                「さっきまでいなかったじゃないか。出てくるにしても、よりによって何でここで」



          真莉亜は、ネズミなんているはずのない場所で、七尾がネズミに手をかじられる話をしていた。
          その後、蛇がいるはずのない東北新幹線の中で、七尾の腕は蛇に巻きつかれてしまう。
          真莉亜は予言者じゃないか?と思うほど、七尾君のついていないことを予測できるみたいね。
          そしてそれが、笑っちゃうくらいに、よく当たる。うふふふ。



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          P219より   真莉亜が七尾と電話で会話中に

          「あ!」真莉亜が大きな声を出した。
          「どうした」
          「びっくり。これ、どういうこと?」
          「何があった」と七尾は電話を耳に押し付ける。
          「もう、すっかりやる気をなくしちゃったよ」
          真莉亜は一人でぶつぶつ言い、嘆いている。
          七尾は呆れて、電話を切った。

                

                文庫本 P559より

                「あのね」真莉亜はそこで、少し間を取った。
                言いづらい持病を告白するかのようだった。
                「<こまち>に乗っちゃったんだよね」
                「何だって?」
                「<こまち>と<はやて>って中で行き来できないんだよ。何のための連結?」
                「幼稚園児でも知ってるよ」
                「幼稚園児が知っていても、大人が知らないことはあるんだよ」



          うふふふ。
          いつも七尾くんの失敗や、ついていない様を指摘して笑っている真莉亜さまが・・・
          あらあら、自分が失敗しちゃったんですね。
          <はやて>に乗りたかった真莉亜は、誤って<こまち>に乗ってしまう。
          でも、<はやて>と<こまち>は連結してるんだから、
          <こまち>から<はやて>に移動できるはず、と思っていたのに・・・・
          「あ!」 それができないことに気がついた真莉亜。
          P219での電話での真莉亜のびっくりは、P559で解明されました。


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          この真莉亜の話だけではなく、
          随所に、後になって解明されることや、つながっている話が出てきます。
          中でも、わたしが気にいったのは、東北新幹線内の電光掲示板のくだりですね。

          『シゲルからシゲルへ。渉君は無事です。犯人は死亡しました』 そうメッセージが流れている。
                                                         (P536より)

          ケイタイのない時代に生きていた人って、知恵があるよね。





          単行本「マリアビートル」を読んだ時(2010年10月3日)の感想は
          「伊坂幸太郎さんの本を読む」のこちらのページに書いています

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          「マリアビートル」のテレビCM

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            伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」文庫本が9月25日に発売になりました。
            そのテレビCMがYouYubeにアップされました。

                 

            かっこいいCMですねー。
            読みたくなります、なります!

            ほんとエンタメ度の高い小説で、おもしろいです。
            伊坂幸太郎さんの本を読んだことのない方もぜひ!楽しいキャラクターがいっぱい登場しますよ。
            グラスホッパーを読んだことのある方、あの殺し屋も登場しますよ。お楽しみに!
            すでに単行本で読んだことのある方、文庫本には「ついていないから笑う」も収録されてますよ!




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            マリアビートル

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              単行本「マリアビートル」を読みました。

                   マリアビートル
                     マリアビートル

              もうすぐ、文庫本がでます。
              伊坂 幸太郎さんのことだから、改稿があるかもしれません。
              読み比べてみるのも、愉しみです。
              だから、文庫が出る前に、もう一度単行本を読んでみました。

              読み終わってから、自分が以前に書いた感想を読んでみました。
              あははは。
              まったく、同じことを思ってる〜。
              何度読んでも、面白さは変わらないですね。

              七尾くんも、蜜柑も檸檬も、いいなー。



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                マリアビートル


                「マリアビートル」の感想は
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