「SOSの猿」 好きなことば(1)

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          SOSの猿 (中公文庫)
              SOSの猿

    「SOSの猿」の文庫本を読みました。
    単行本を読んだのが2009年12月。
    その時にも、(ああ、いい言葉だなあ)(ステキなフレーズだなあ)と
    思う箇所がたくさんありました。
    今回、文庫本になってから、もう一度読み返してみて、
    またまた、グッとくる言葉に出合いました。

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    「ミスの原因には大きく二種類があるんです。『うっかり』と『思い込み』です。」

    「うっかり、とはつまり、不注意でミスをした場合です。」

    「一方、思い込みによるミスは『正しい』と勘違いをして起きたミスのことです。」
                 
                        (P44〜P46より引用)


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    困った人がいる。
    実は「思い込み」でミスをしているのに、それに気がついていない人。

    さらに困った状況の時がある。
    その「思い込み」によるミスを、周囲が、それは
    担当者の「うっかり」によるミスだと思いこんでいる時。

    いつまでたっても、そのミスは繰り返される。





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    「SOSの猿」 好きなことば(2)

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             SOSの猿 (中公文庫)
                SOSの猿

      「SOSの猿」の文庫本を読みました。
      単行本を読んだのが2009年12月。
      その時にも、(ああ、いい言葉だなあ)(ステキなフレーズだなあ)と
      思う箇所がたくさんありました。
      今回、文庫本になってから、もう一度読み返してみて、
      またまた、グッとくる言葉に出合いました。

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      「自己顕示欲、名誉欲、嫉妬、孤独、
      そういったものは結局、突き詰めれば一言で表せる。」

      「一言で」

      「『僕を見て』と」

      「ああ」

      「自分の存在を忘れないでもらいたい。それはみんそうなんだ。
      家族や神父に心配してもらうだけでも救われる。
      どんな有名人でも、どんな学者でも、どんな政治家でも
      きっと根底にはその心はある。
      僕を見てほしい、と」

                       (P106〜P107より引用)
       

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      大人になりきれない、子どもっぽいな、と思える人。
      そういう人たちって、この傾向が強いかもしれない。

      目立ちたがりとは違うのよね。
      「僕を見てほしい」っていう気持ちが人一倍強い人ほど、
      その気持ちを、必死で隠そうとしているように思う。

      だけど、周囲には、「僕を見てほしい」オーラが出まくっていることがバレバレ。
      何とも切ないことだわ。


               


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      「SOSの猿」 好きなことば(3)

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              SOSの猿 (中公文庫)
                  SOSの猿

        「SOSの猿」の文庫本を読みました。
        単行本を読んだのが2009年12月。
        その時にも、(ああ、いい言葉だなあ)(ステキなフレーズだなあ)と
        思う箇所がたくさんありました。
        今回、文庫本になってから、もう一度読み返してみて、
        またまた、グッとくる言葉に出合いました 。

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        「あの子はあんなに酷いことをやったり、言ったりするような子じゃないんですよ。
        それは、わたしが一番分かってるんです。
        何か、悪いものが憑いているに決まっています」

        と切々と言っていた親が、しばらく日が経つと、
        「あの子のことが分からない、あんなに愛情を込めて育ててきたのにどうして」と
        憎しみを浮かべて嘆くことがしばしばあった。
         
        物事を簡単に断定する人間は、ちょっとしたきっかけで、
        まったく逆の立場にもひっくり返る。
                                (P122より引用)

                 
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        ああ、確かにそうかも。
        物事を、簡単に断定する人は、信じられない部分があるからね。
        もっと、別の角度からも見たらいいのに、って思う時がある。

        そういう断定的な人は、人の考え方を聞く耳を持たず、
        自分の思い込みで直観的に、いい・悪いを決めてしまう。

        それなのに、さほど時間が経っていないにもかかわらず、
        あっさりとその考えを変えてしまい、
        周りにいる人間を混乱させてしまうところがある。

        何とも迷惑な人だわ。



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        「SOSの猿」 好きなことば(4)

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                    SOSの猿

          「SOSの猿」の文庫本を読みました。
          単行本を読んだのが2009年12月。
          その時にも、(ああ、いい言葉だなあ)(ステキなフレーズだなあ)と
          思う箇所がたくさんありました。
          今回、文庫本になってから、もう一度読み返してみて、
          またまた、グッとくる言葉に出合いました。


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          「人は失敗に恐怖するんです。
          失敗した、と思われることが怖いんです。」

          「自分の失敗に対し、素直に謝罪するどころか、
          失敗を認めず、激怒し、他人に責任をなすりつけようとする
          人間も多いわけです」

          「つまり、恥ずかしさは、『見放される』という恐れと
          結びついているのではないでしょうか。        
          失敗をしたことを誰かに気づかれ、
          自分の能力を低く見積もられる。
          その結果、自分が仲間から見放されるのではないか、
          そう恐怖するのかもしれません。」

                        (P178〜P181より引用) 


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          なるほど。
          責任転嫁する人、やたらと言い訳をする人、逆ギレする人、
          そういう人は、実は恐怖と結びついているのね。

          単に、自分の能力を低く見られるのイヤというだけではなく、
          そこから、自分が孤独になってしまうことを恐がっているのか。

          つまり、そういう人って、小心者だったりするのかな。




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          「SOSの猿」 好きなことば(5)

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                      SOSの猿

            「SOSの猿」の文庫本を読みました。
            単行本を読んだのが2009年12月。
            その時にも、(ああ、いい言葉だなあ)(ステキなフレーズだなあ)と
            思う箇所がたくさんありました。
            今回、文庫本になってから、もう一度読み返してみて、
            またまた、グッとくる言葉に出合いました。


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            「いろいろやってみるのが人生だし、
            親なんてのはさ、子供が夢中で何かをやっていれば
            それだけで嬉しくなるものでさ」

            「そういうものかな」

            「それに二郎はさ、誰かのせいにしたことがないだろ」

            「誰かのせい?」

            「僕の人生がこんなことになったのは、誰それのせいだ!とかね、
            そういうことを言うんだったらわたしもがっかりだけど」

            「まあ、不満はないからね」

            「それが一番だよ」
                                (P227より引用)


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            二郎君のお母さんの言葉って、いいなあと思う。
            このお母さんだから、この感受性豊かな二郎が育ったんだと思う。

            大きな心がある、このお母さんが好き。

            心が狭いと、自分の不満を誰かのせいにするのかもしれない。




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            SOSの猿<文庫>

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              文庫になった「SOSの猿」を読みました。

              単行本で読んだのは、2009年12月のことだった。
              その時に書いた感想は、「伊坂 幸太郎さんの本を読む」のこちらのページです。


              「文庫本のあとがき」によると、加筆や改稿を行っているとのこと。
              文庫本の最後に、栗原 裕一郎さんがその加筆修正について書いている。

              わたしが単行本を読んだのが3年前のことだからか、記憶があいまいで、
              どこが加筆されたのか、改稿されたのか、よくわからなかったというのが正直なところだ。

                

              文庫本の中にチラシがはさまれていた。
              そこには、伊坂 幸太郎さんのコメントも載っていた。

              久しぶりに自分で読み返してみて、
              こんな小説、他にはないかもしれないとうれしくなりました。
              同じように楽しんでくれる人がどこかにいますように。


              こう、書かれていた。
              うん、うん!
              わたしも久しぶりに読み返して、すっごく愉しめました。
              加筆とか、改稿とか、全然わからなかったけど、そんなことはどうでもよくて、
              新鮮な気持ちで読むことができて、おもしろしいお話だなーって思った。


              読んでいる間は、ずっと、遠藤 二郎 と 五十嵐 真がおもしろくて、
              ふたりに興味を持って読み続けた。
              それが、最後の最後になって、「やるやん、ひきこもりの眞人クン!」って思って、
              眞人クンに興味津々よ。
              すごい知恵と勇気と感受性を持った眞人クン。
              その後はどうなったんだろうねー。


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                     内容はこちらです↓
                    SOSの猿 (中公文庫)
                    SOSの猿 (中公文庫)


              「SOSの猿」(文庫)特設ホームページはこちらです


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                「SOSの猿」の感想は
                「伊坂 幸太郎さんの本を読む」のこちらのページへどうぞ


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